2008年08月26日

楽天がクライマックスシリーズへ進出する条件

 北京オリンピックが終わって、野球の興味がペナントレースにシフトした。しかしここ2日間、Kスタでの対ソフトバンク戦は雨天中止になって、肩透かしである。
 ボクは本気で、楽天ゴールデンイーグルスがクライマックスシリーズに進出出来ると信じ切っている。

 普通の楽天ファンだって6月くらいの戦いを見れば、行けると思っていたのではないか? 比較的この時期は打点を稼ぐという意味で、クリーンアップトリオが仕事をしていた。
 その陰に隠れるようであったが、渡辺直、高須、鉄平などが曲者的な活躍をした。バント、盗塁、盗塁をする振りをして相手投手を焦らしていた。打率も皆、2割7~8分あったかと思う。
 「野村野球」にマッチしていた。データを重視し、戦略を練っていたからこそ、相手のスキをついた野球が出来ていたのだ。
 脇役と言っては失礼だが、野球知能の高い選手の奮発に期待したい。

 もう一つ懸念事項がある。楽天ゴールデンイーグルスの真のエースは岩隈一人だ。前半戦はこれに田中、朝井、永井、ドミンゴがどうにかこうにか7回くらいまで責任イニングを投げて試合を作っていた。
 今は岩隈以外、総崩れである。

 先発陣は、岩隈、田中の二本柱と持て囃されていたが、田中の失点は多かった。野村監督は気づいていたが、勝ち星をつけている現実に、マスコミは憂慮しなかった。
 本人は不本意であっただろう。だが修正が出来ないまま夏場に入ってしまった。6月以降、勝ち星はついていない筈だ。

 田中に限らず、岩隈に次ぐピッチャーの成長が不可欠だ。個人的には片山に期待している。そうすれば昭和50年代の強かった広島カープのように北別府をピラミッドの中心に、川口、大野の両左腕が支えていた構図に近くなる。
 考えただけでもワクワクするではないか!!

 中継ぎ陣の充実も叫ばれている。青山、小山、有銘...いずれも小粒な感じがする。ここは川岸あたりにリーダーになって貰いたい! 川岸は見かけと違って右横手からスライダー、シュートを内外角のコーナーに投げ分けられる器用なピッチャーである。
 中日で戦力外になって地獄を見てきた。そういう精神的な逞しさがある。ピンチを迎えた場面での投入は一番合っているような気がする。

 今のパ・リーグの現実は西武を除いて、5球団の戦績が拮抗していて、群雄割拠している。その時必要なのは、各選手が自分の役割を理解して、その役目を果たすことだ!! 所謂、役割存在である。
 スター選手じゃなくて良いではないか!! 個々は多士済々な才能を持っている。

 そして指揮官は野村監督だ。選手が監督の思いのままの仕事をすれば、まだまだチャンスはある!!



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Posted by 杜の都の素浪人 at 16:16│Comments(0)楽天ゴールデンイーグルス
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