2008年09月26日
「傷だらけの天使」が深夜放映していた!
今まで気づかなかったのだが、毎週木曜日の深夜、正確には金曜ににミヤギテレビで「傷だらけの天使」を放映している。
「傷だらけの天使」は昭和49年10月から半年間放映したのが最初だ。20代前半のショーケンと水谷豊が主演のドラマである。
その頃のボクは中学生だったので、このドラマの良さが分からず見逃していた。
30年以上前かぁ~。兄貴役の萩原健一はその後、警察沙汰を何度か繰返し、最近はテレビには出ていないが、水谷豊の方は、「相棒」などのヒット作に恵まれ、立場はすっかり逆転した。
「傷だらけの天使」では水谷 豊は乾 亨役で、あまりにも兄貴命というセッティングを見るといじらしくなってくる。亨が兄貴を慕う感覚は、孤児院育ちの亨にとっては家族を持つということに如何に憧れているかの証左なのだろう。
二人とも大した収入がある状態でないが、決して生活に困窮しているわけでもない。着ているものもおしゃれだし...。
この頃の衣装はメンズBIGIで、当時としては画期的にカッコ良い!
ちょっと世の中の基準からは外れている二人だが、自然にその世界に生きている。危ない仕事をしながらも、しっかりとお金を貯めて、空気のきれいな田舎でずっと一緒に暮らしていけたら良いと亨は思い描いていたようだ。
水もきっと旨いだろう。今みたいにウォーターサーバーを付けないと安心して飲めないような、都会でいながら不便さを感じることもないだろう。
40半ばになったボクはそれに共感する。今の自分を思う時、まさしく「傷だらけの天使」的な生き方をしている。自分では認めたくはないが、就職もしていない身であるならば世間的には弱者と呼ぶのが正しいであろう。
「傷だらけの天使」は、全体な印象として、弱者は弱者でしかなく、強いものに利用されるという世界を、何度もパターンを変えて演じている。
その回ごとの女主人公と修、亨がまるで兄弟のように過ごすことも当たり前のようにある。その頃、テレビにはあんまり規制がなかったのだろうか、やりたい放題の展開。女主人公は決まって脱ぐし...。
今の時代なら有り得ない設定だ。今のテレビでは絶対見れないだろう。
萩原と水谷演じる二人は、生活破綻者のようでいながらも物凄く優しい...。それが不幸の原因かもしれない。困った女を見ると助けたくなって実はいい人間なのだが、駄目な部分もたくさんある。
ボクはこのまま終わってしまうのか? 別に贅沢な生活は望んでいない。まぁ、そうであるに越したことはないけれど...。ただ苦労を知らない貴婦人みたいに、自宅でダイエットに励んだり、ワンちゃんに餌をやったりしか出来ない人間にはなりたくない。
人と人と繋がりの中に機微を見つけ、接する事の喜びを味わって生きたいのだ。
「傷だらけの天使」は昭和49年10月から半年間放映したのが最初だ。20代前半のショーケンと水谷豊が主演のドラマである。
その頃のボクは中学生だったので、このドラマの良さが分からず見逃していた。
30年以上前かぁ~。兄貴役の萩原健一はその後、警察沙汰を何度か繰返し、最近はテレビには出ていないが、水谷豊の方は、「相棒」などのヒット作に恵まれ、立場はすっかり逆転した。
「傷だらけの天使」では水谷 豊は乾 亨役で、あまりにも兄貴命というセッティングを見るといじらしくなってくる。亨が兄貴を慕う感覚は、孤児院育ちの亨にとっては家族を持つということに如何に憧れているかの証左なのだろう。
二人とも大した収入がある状態でないが、決して生活に困窮しているわけでもない。着ているものもおしゃれだし...。
この頃の衣装はメンズBIGIで、当時としては画期的にカッコ良い!
ちょっと世の中の基準からは外れている二人だが、自然にその世界に生きている。危ない仕事をしながらも、しっかりとお金を貯めて、空気のきれいな田舎でずっと一緒に暮らしていけたら良いと亨は思い描いていたようだ。
水もきっと旨いだろう。今みたいにウォーターサーバーを付けないと安心して飲めないような、都会でいながら不便さを感じることもないだろう。
40半ばになったボクはそれに共感する。今の自分を思う時、まさしく「傷だらけの天使」的な生き方をしている。自分では認めたくはないが、就職もしていない身であるならば世間的には弱者と呼ぶのが正しいであろう。
「傷だらけの天使」は、全体な印象として、弱者は弱者でしかなく、強いものに利用されるという世界を、何度もパターンを変えて演じている。
その回ごとの女主人公と修、亨がまるで兄弟のように過ごすことも当たり前のようにある。その頃、テレビにはあんまり規制がなかったのだろうか、やりたい放題の展開。女主人公は決まって脱ぐし...。
今の時代なら有り得ない設定だ。今のテレビでは絶対見れないだろう。
萩原と水谷演じる二人は、生活破綻者のようでいながらも物凄く優しい...。それが不幸の原因かもしれない。困った女を見ると助けたくなって実はいい人間なのだが、駄目な部分もたくさんある。
ボクはこのまま終わってしまうのか? 別に贅沢な生活は望んでいない。まぁ、そうであるに越したことはないけれど...。ただ苦労を知らない貴婦人みたいに、自宅でダイエットに励んだり、ワンちゃんに餌をやったりしか出来ない人間にはなりたくない。
人と人と繋がりの中に機微を見つけ、接する事の喜びを味わって生きたいのだ。
Posted by 杜の都の素浪人 at 17:30│Comments(0)
│芸能関係