2008年08月15日

シーサイドクリフの鎮魂碑

 今日は終戦記念日であるが、良い番組を見て考えされられた...。ただでさえ終戦という言葉に気が引き締まる思いであるが、それは実体験のない者の上辺だけの似非な考えである。

 いつも朝8時は、テレビ朝日系列の「スーパーモーニング」を見ていることにしている。何故かと言えば、他局の同時間帯に放映されるモーニングショーと違って、政治色の強い番組だからだ。ボクは政治の話が結構好きである。


 9時過ぎの歴史ミステリーのコーナーであっただろうか? 今日は終戦記念日に合わせて、サイパン島で玉砕した婦人の特集をしていた。
 我々の親、否、祖父母の時代まで遡らなくてはならない! その時代の若い方々はきっと終戦末期は、空しく戦っていたのだろう。「玉砕」という勇気付けられる言葉で美化されてはいるが、実際は、見捨てられてのだ。

 サイパン島とはそういう島だったことが分かった!!

 我々はもう少し我々の親や祖父母達が経験された悲惨な出来事を、しっかり聞かなければならないだろう。不幸にも戦争を経験された方々はかなりのご高齢である。その悲惨な歴史とその時、どう考えていたのか知りたい。
 「戦争反対!!」と叫ぶことは簡単なことだ。その影には、多くの若者がやり切れない、死ぐより怖いことを経験されたのだ。
 アメリカ軍の捕虜になるなら、死んだ方がまし!! そう思い込んで岸壁から身を投げたのである。

 その実写フィルムが残っていて、「スーパーモーニング」で流していた。

 何と言う事だ!!  衝撃に襲われ、声が出なかった...。絶句!!

 実際、自分も身投げしようとしたご高齢の婦人は、寸でのところで恩師の言葉で思い留まった。だが、その婦人の頭の中には、その記憶が深く刻まれているのだ。

 「シーサイドクリフの鎮魂碑」 一度は訪れて献花を捧げたい。

 ここは女性だけが見て下さい




Posted by 杜の都の素浪人 at 20:36 │独断バッサリ

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シーサイドクリフの鎮魂碑