2008年08月20日

オリックス・清原、今季限りで引退

 自分より若い世代の人がその道の第一線を退くのは淋しいものである。プロ野球・オリックスの清原和博内野手は、自らの誕生日の18日、今季限りの現役引退を明らかにした。
 同日夜に西武ドームであった西武との試合後、球団広報を通じ「自分にとって最後のシーズンの誕生日を、西武球場で迎えることができて本当に感謝しています。西武球団も昔の映像を流していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
 夏の甲子園の決勝も8月18日でした。一生忘れることない1日となりました。」とコメントした。

 晩年は誤った筋肉の付け過ぎで、身体のキレを失ってしまった感のある清原選手である。06年9月の日本ハム戦で、左ひざの痛みを訴え戦列を離脱。
 今年8月3日に1年11カ月ぶりに1軍に復帰したが、9試合出場で2安打しか打っていない。
 
 今年は印象に残る選手の引退が相次いだ。桑田、野茂...彼らが全盛期で活躍していた頃、自分も若くバリバリ仕事をこなしていた。共に良い時を過ごしてきたと言っては、カッコ良過ぎか...。
 20年近く経った今のポジションと、潮時を迎えた彼らをオーバーラップしてみる。

 清原の引退は、桑田、野茂に触発されたものだ。2年間のケガとの戦いの中で、頑張らなければいけないという気持ちから、解放されたと解釈する...。
 「もう何年間もケガと戦ってきたではないか! 俺達も引退したんだ、もう良いよ。」って言ってくれたような気がして、つっかえ棒が取れたんだと思った。
 桑田、野茂が引退しなければ、清原は来年もユニフォームを着ていただろう。 

 85年の甲子園大会決勝戦は、意外な苦戦をしたと記憶している。当時、私は医療機器メーカーのエンジニアとして、公立気仙沼病院で試合結果を気にしながら修理作業をしていたことを思い出す。
 あれから23年かぁ~。



同じカテゴリー(高校野球)の記事
 無念...仙台育英選抜出場成れず (2008-10-12 10:32)
 楽天と仙台育英の試合 どっちが面白かった? (2008-08-14 22:25)

Posted by 杜の都の素浪人 at 19:14 │高校野球

削除
オリックス・清原、今季限りで引退