2008年08月13日

屈辱から這い上がって頑張ったその先に..

 将に今、日本列島はスポーツがたけなわである。開幕前は盛り上がりに欠けて入ると思っていた北京オリンピックであったが、日本時間とそう変わりがないという事もあって、意外と視聴率は良いみたいだ。

 今日も女子柔道の上野選手が金メダルを獲得した。これで日本の金メダル獲得数は4個であるが4人とも前回のアテネに続いての2連覇である。
 
 更に共通することは、04年のアテネオリンピックを終えた後は、この4人とも、屈辱を味わってどん底に落ちて、そこからまた這い上がってきたのである。
 今日の上野だって、アテネ五輪の金メダルを花道に引退する決意だった。その後は、妹・順恵選手に託すつもりでいたらしいのだが、その妹さんが、福岡国際大会でまさかの3回戦敗退。

 妹さんの支えの為に、新たに目標を北京に設定し直した。それでも試練が続く。06年に左ひじ脱臼、昨年は腸閉塞や右ひざ負傷と災難が続いたが、モチベーションの維持の理由になったのが、長女としてお手本であった。

 人間の価値が出るには、不運な境遇に立たされた時、逃げないで直面して受ける。そこには何か意味があると信じて、自分に足りなかったものを補う。

 それが結びつく時は、結びつく...。しかし、それがいつ来るのかは分からない。ただひたすら眼の前の小さな課題をこなしていくものだけに神様は微笑む...。

 これが出来る者はそうはいない。だから金メダルを取れるのだ。下馬評で絶対的に金メダルが取れると思われている人が取れないのは、その為である。
 まぁ、神様はちょっと気まぐれなところもある...。



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Posted by 杜の都の素浪人 at 21:45 │北京オリンピック

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